その時、私は阪神ファンだった。

5月29日(水)取引先から甲子園へのお呼ばれで、阪神巨人戦の観戦。

大阪産を名乗るこぶたですが、南海ホークスファンの父に連れられ大阪球場に通った経験を経て、すっかりホークスファンに育ち、大阪在住のプロ野球ファンでありながら六甲おろしをほぼ歌えない希少種。

交流戦で何度か阪神ソフトバンク戦を観戦するも、ビジターファンへの風当たりの冷たさ(執拗に応援を茶化される)にかなり堪えたこともあまり甲子園にはあまり良い印象がない私が、その時は阪神ファンになった。

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甲子園に向かう道中、速報をみると丸の先制ホームランで1失点。球場の通路を抜けて客席に入った途端に飛び込むバックスクリーンの「HOMERUN」の文字。アナウンスからどうやら坂本のメモリアル本塁打だった模様。2失点。

席について取引先にご挨拶後、サクサクと流れる試合展開、ゲームセットは8時台だなと話しながら、次々差し出されるフランクフルト、ポテト、サンドイッチ、唐揚げをとにかく失礼がないようにお残ししないように平らげるマンに徹する。

8裏、マルテの同点2ランホームランで盛り上がり、試合を振り出しに戻すも、9裏近本のスリーバント失敗(調子悪くなかったんだけどなぁ…2ストライクからヒッティングに切り替えても良かったのでは…というのも結果論ではありますが)、11裏無死満塁からの無得点…ため息混じりで「これこそが阪神野球」…と投げやり気味な隣の阪神ファン。私も良くてこのまま12裏まで同点で終了、悪くて12表で勝ち越しされて終了かなと。

甲子園に向かう道中に阪神ファンから聞かされた「藤川球児の自らピンチを招き、その後抑えた時に出るガッツポーズがムカつく」という場面をまさかその4時間後、11表でそのまんま体感出来るとは…。我に返り慌ててカメラを奪ってガッツポーズする藤川球児を撮影。この表情とガッツポーズか…、忘れない。

12裏は相手投手(桜井→池田)が本当にストライク入らなくて…押し出しサヨナラの空気が球場を包み込んだ中での代打高山、ライトスタンドへのサヨナラ満塁ホームラン。『ホームランは野球の華』って言うたやつ天才。ほんまそれ。

もともとベンチ上のすごい良席だったが、ネットの方に少し近づきヒーローインタビューを撮りまくったあの間、私は間違いなく阪神ファンだったと思う。近くの阪神ファンおっさんに声をかけられ、試合展開を振り返ったり、帰り道「いい試合だった」を何億回発したやろかってぐらいいい試合だったと思うし、楽しかったし、ブログに書いておこうと思った。そしてまだ疲労取れてないけど忘れないうちにとこうしてキーボード叩いてる。

1つ残念なのが、色々撮らせてもらった写真がボケまくりだったことと、Twitterにアップしたヒロインの写真のデータ形式がラージjpeg?で今このブログにアップできないこと。時間ある時にそっと追加しておこうと思う。

阪神の応援をする甲子園での野球観戦は、この取引先からのこの待遇以外では無いと思うのだが、また次があるなら阪神ファンになるのかな。本当に楽しかった。12裏まで戦い抜いた阪神・巨人両軍選手と最後まで応援し続けた両チームファンに深く感謝します。

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